対象者
全員
取り組み内容
子育てについて考えるきっかけとなる情報発信を通じて、「社内外の風土醸成」を図るとともに、当社の理念に賛同いただいた企業・自治体と協働し、子育て支援に関する新たな商品・サービス等の価値提供等、「社会で支える仕組み作り」に取り組んでいる(以下、具体例)
- 保育機能の持続性向上支援(保育コンソーシアム組成、保育事業者支援事業等)
- 子育てと仕事の両立支援(企業主導型保育所仲介事業、一時保育マッチングサービス等)
- 未来世代育成への貢献(出前授業・受入授業、進学応援奨学金等)
- 社内取り組み(男性育休取得支援)
- 商品・サービス(学資保険、こどもの保険等)
- 企業・団体との協創企画(各種イベント開催等)
- 行政・自治体との共創企画(自治体発行の情報冊子の周知、配布等)
取り組みに至った理由・背景
核家族の進行や女性の社会進出など子育て環境が大きく変化している中、子育ての壁や不安を当事者だけに留めるのではなく、次世代に向けて社会全体で考えるべき問題として捉え、“子育ての壁や不安がない社会”をみんなで考え、共に作っていく当ペンギンプロジェクトを2022年4月より推進している。
取り組みの成果
当プロジェクトは、子育ての壁や不安がない社会を“みんな”で考え、“共に”つくっていく活動であり、これまでオリジナル漫画のSNS発信や各種メディアとのコラボ企画などを通じた風土の醸成、また、理念に賛同いただいた企業や団体、自治体などの多くの「仲間」と一緒に、子育て層向けのイベントや保育所や保育士の魅力を発信する取り組み等、各種企画を実施してきた。結果、これまでに45企業・9自治体との共創取り組みと29万人を超えるプロジェクトへの参画の実績につながり、実績をご覧になった企業・自治体から主体的にオファーをいただくケースも増えてきている。
また、社内でのプロジェクトへの認知も向上する中、全国の支社・拠点で、地域住民との交流イベントや営業職員の採用活動、自治体への提案等の場面でペンギンプロジェクトのコンテンツを活用する事例が増えてきている。
利用者の声
〇 保育の現場に向けて「感謝の声」を届ける取組みに参加した当社営業職員の声
『お子さまが現在保育園に通園している保護者の方が多くアンケートに答えてくれました。お声がけのきっかけにもなりました。』
『保育園にはとってもお世話になったからぜひ応援メッセージを送りたいと言ってくれる方が多かったです。』
〇 マザープラスとの共創企画「座談会」に参加した保護者の声
『普段大人と話す機会が少ないため、いい気分転換となった。日頃気になっていたこと(偏食等)について、「問題ないよ!」と言っていただけて、心が楽になりました!』
『同じぐらいのお子さんがいるママさん達と悩みを共有できたり、色んなお話を聞くことができてすごく楽しかったです。リフレッシュできました。』
企業担当者の声
当社では「将来の安心を届ける」との使命のもと、創業当初から子どもたちの未来を応援する活動に力を入れてきたが、近年の子育てを取り巻く環境変化を受け、時代に即した次世代育成のメッセージを改めて発信しようとの機運が社内でも高まり、当プロジェクトを始動した。
始動以降、社内での反響が大きいことが印象的である。子育てとの両立支援においては、当事者への支援だけでなく、周囲の意識をどう変えていくのかが重要であると感じているが、会社の取り組みとして当プロジェクトを推進しているという企業姿勢そのものが、社内の子育て層の勇気づけにもなり、また上司世代の意識醸成にも繋がっていると感じる。
今後の展望・課題
日本社会を担う子どもたちの未来と安心して子育てができる社会の実現を目指し、当プロジェクトが始動して4年目となるが、今後は一層の認知拡大を通じて、「共に考える(Think)」「共に行動する(Action)」活動を推進し、新たな価値創造(子育て支援事業)に取組んでいく。
特に若い世代には、子育てに不安感を抱いている方もおり、子育てしやすい社会の実現に向けては、子育て当事者のみならず、当事者以外の方も含めて社会全体で子どもを大切に思う意識を醸成し、子育てが楽しいと思える社会の構築に貢献してきたい。
また、始動から4年目を迎えた中、「新たな価値創造」のフェーズも本格化していく。具体的には、地域の子育てを支えるインフラとして期待される一方で、保育所の労働環境や待遇が改善せず、人手不足が加速するなどの保育所の課題解決を目指し、まさに「みんなで子育て」を体現する大切な社会インフラである保育所が、地域の中で持続的に運営されていくように、保育事業者支援に取り組み、「社会全体で支える仕組みづくり」に繋げていく。
NISSAYペンギンプロジェクトの由来
ペンギンは、群れで子育てをする社会を形成し、「子育てしやすい社会をみんなでつくる」を体現している動物であることや、かわいらしく子どもたちに人気で前向き感があることからモチーフに選定

