対象者
産休・育休からの復職者
取り組み内容
三菱UFJ銀行では、産育休者・復職者を支援する既存の施策に加え、以下の新たなコンテンツを追加し、2023年10月より、「産育休復職サポートプログラム(通称:パレット)」としてパッケージで展開しています。
(主な新設コンテンツ)

- 復職プリペアコンテンツ・復職プリペア研修:復職前後に感じるスキルとマインド面のギャップ解消のため、休職中も会社の変化などを自分のペースで学ぶツール
- 復職者コミュニティ:仲間と繋がる社内SNSネットワーキング
- 復職セレモニー:上司と復職者が一緒に参加する対話イベント
取り組みに至った理由・背景
当行では年間約年間約1,700人の産休・育休取得者がおり非常に数が多い一方、社会の変化のスピードは激しくなり、休職期間中に会社も世の中も大きく変わっています。復職者本人にとっては休職前と復職後でさまざまなギャップがあり、また、パートナーや上司をはじめとした周囲も接し方に悩むとの声がありました。そこで、キャリア・人生におけるトランジションを、復職者本人だけでなく、上司・同僚・パートナーとともに考えるプログラムに刷新しました。
取り組みの成果
延べ3000人以上がプログラムに参加、「HRアワード2024」企業人事部門 優秀賞を受賞し、外部からの評価も得ています。
利用者の声
社員からは「プリペア研修に参加して、復職後のキャッチアップがスムーズだった」「復職セレモニーに参加して、上司とお互いの価値観を復職後すぐに知ることができてコミュニケーションが取りやすくなった」という声が挙がっています。
企業担当者の声
「復職プリペア研修」では各部門の人材育成担当者に登壇をしてもらったり、「復職者コミュニティ」は施策担当者だけではなく、コミュニティ参加メンバーや社内副業*のメンバーから参加者自身から発信してもらうような仕組みづくりをしました。「パレット」という名前自体も従業員からアイデアを募集して決め、プログラムには多くの従業員が関わっています。2025年度は復職セレモニーを部店ごとに早期に実施ができるようオンデマンド化をしましたが、今後も様々な意見を取り入れながら、時代やビジネスの変化に合わせてアップデートを重ねていきたいと考えています。
* 普段はお客さま対応をする営業店に在籍するが、週に一度、「副業」としてダイバーシティ推進の活動に参加する
今後の展望・課題
より柔軟に使える仕組みや、そのための浸透が課題です。当事者とその周囲の方だけでなく、これから当行に入社をする方、ライフイベントを迎える社員にも前もってプログラムを知りおいてもらえる状態を目指したいです。
関連リンク
- MUFGブランドサイト(MESSAGE 04「MUFGの仲間のチカラに」部分へ掲載)
- HRアワード受賞の際のニュースリリース(三菱UFJ銀行HPより)